
東京:福島原発の運営会社は木曜日、同原発敷地内の放射性瓦礫サンプルを収集する難しい作業の2回目を今春に開始すると発表した。
マグニチュード9.0の地震による壊滅的な津波が史上最悪の原発事故を引き起こしてから13年が経過した今も、福島原発には約880トンの有害物質が残っている。
瓦礫の撤去は、数十年にわたる廃炉プロジェクトにおける最も困難な課題と見られている。その理由は、放射線レベルが危険なほど高いからだ。
先月、運営会社の東京電力(TEPCO)は、特別に開発された伸縮可能な装置を使用した瓦礫撤去の試験作業が完了したと発表した。
わずか0.7グラム(0.02オンス)弱のサンプル(レーズン1粒分に相当)が東京近郊の研究所に運ばれ、分析が行われる予定である。
東京電力の関係者は記者会見で、3月から4月にかけて2回目のサンプル除去を行う準備を進めていると述べた。
木曜日に公開された文書によると、東京電力は最初の試みで使用した伸縮式装置の先端に新しいカメラを取り付けるなど「改良」を加えている。
文書には「これまでの経験を踏まえ、追加のサンプル採取に着手する前に、作業員を訓練し、作業手順に慣れさせる作業も進めていく」と記されている。
2011年、巨大津波が施設を襲った後、福島の6基の原子炉のうち3基が炉心溶融を起こした。
昨年、日本は、事故以来蓄積された540個分のオリンピック用競泳用プールの原子炉冷却水の一部を太平洋に放出するようになった。
AFP