
東京:毎日新聞によると、ウクライナはシリアとの関係を強化し、バッシャール・アサド元大統領の失脚を支援した。
報道によると、ウクライナはアサド政権の打倒を支援するためにドローンを送付し、人道支援としてシリアに穀物を提供している。
しかし、ウクライナがシリアにおけるロシアの影響力を弱めたいと考えている一方で、シリア暫定政府はロシアに対して一定の配慮を示している。
シリア暫定政府の指導者ジャウラニ氏は、ロシアを「世界で2番目に強力な国」と評し、「シリアとロシアの関係を損なう形でロシアが撤退することを望んでいない」とも述べた。
ロシアはアサド氏を支援して反政府軍との戦いを続けており、西シリアには軍事基地を構えている。また、ロシアはソ連時代から所有している補給基地に加え、フメイミム空軍基地を49年間リースする権利を得ている。
12月30日、ウクライナのアンドリー・シビハ外相がシリアの首都ダマスカスを訪問し、暫定政府のアサド・シバニ外相と会談した。シバニ外相は「両国の間に戦略的パートナーシップを築く」と述べた。
シビ二外相は「シリアとウクライナの人々は同じ経験を共有している」と語り、ウクライナに対しロシアから距離を取るよう助言した。
ワシントン・ポスト紙は、ウクライナが約150機のドローンと約20人のパイロットを4~5週間前にシリア反対派に送ったと報じた。12月27日、ゼレンスキー大統領は、国連世界食糧計画(WFP)の協力を得て、500トンのウクライナ産小麦粉をシリアに送ったと発表した。