
東京:日本の気象庁は月曜日、昨年は記録が始まって以来最も暑い年だったと発表した。増え続ける温室効果ガスが気候変動に拍車をかける中、他の国々と同様の結果となった。
国連の気象気候機関は先週、2024年は世界的に最も気温が高くなると予想され、前例のない暑さと異常気象の10年間を締めくくったと発表した。
気象庁によれば、日本全国で1月から12月までの平均気温は、1991年から2020年までの平均を1.48度上回った。
これは気象庁が1898年にデータの公表を開始して以来最も高く、平均を1.29℃上回った前年の記録よりも高かった。
気象庁は、「日本の気温は100年あたり1.40℃のペースで上昇しており、特に1990年代から高温が観測されている」と発表した。
気象庁の気象情報担当官である高橋薫氏はAFPに対し、気候変動は 「要因 」であると語った。
偏西風(西から東への偏西風)もさらに北上し、より暖かい空気をもたらしたという。
日本の昨年の夏は、2023年の気温に匹敵する記録的な暑さとなり、秋は記録が始まって以来最も暖かかった。
有名な富士山の冠雪も、2024年には観測史上最長の期間見られなくなり、平均的な10月上旬に比べ、11月上旬まで見られなかった。
科学者によれば、気候変動は日本やその他の地域で大雨のリスクを高めている。
昨年9月、1月1日に大地震に見舞われた中部地方の能登半島では、洪水と土砂崩れで16人が死亡した。
また11月には、大雨のため数十万人に避難勧告が出された。
インド、インドネシア、中国、台湾、ドイツ、ブラジルを含む他の国々も、2024年に気温の記録を更新した。
世界気象機関(WMO)は先週、温室効果ガスの排出量が過去最高を記録し、今後さらに暑さが続くと発表した。
日本はG7の中で最もエネルギーミックスが汚く、2023年には発電量の70%近くを化石燃料が占めると運動家は指摘する。
日本は2050年までにカーボンニュートラルを達成し、2030年までに2013年比で46%の排出量削減を目指している。
12月に発表された新たな計画では、2023年には約23%だった自然エネルギーが、2040年までに電力の40~50%を占めるようになるという。
AFP