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サウジ・グリーン・イニシアティブ、100億本の植樹に向けた野心的なロードマップを発表 

ロードマップは、サウジアラビア内の潜在的な植樹可能地域の被覆率を最大化するための計画を戦略的に策定したものである。(提供)
ロードマップは、サウジアラビア内の潜在的な植樹可能地域の被覆率を最大化するための計画を戦略的に策定したものである。(提供)
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10 Oct 2023 01:10:11 GMT9
10 Oct 2023 01:10:11 GMT9

アラブニュース

リヤド:プレス声明によると、サウジアラビアは月曜日、SGI(サウジ・グリーン・イニシアティブ)の下、100億本の植樹という野心的な緑化目標を達成するためのロードマップを発表した。

SGIの発表は、植林活動を通じて環境問題に取り組み、市民の生活の質を向上させるという王国のコミットメントを反映したものである。

中東・北アフリカ気候ウィークで発表されたロードマップは、王国内の潜在的な植樹可能地域の被覆率を最大化するための計画を戦略的に策定したものである。

声明によると、王国の都心部は樹冠の増加による恩恵を受け、少なくとも摂氏2.2度の気温低下と大気の質の改善が期待できるという。

「100億本の植樹は、世界の緑化目標の1%、そして中東全域で500億本を植樹するという中東グリーン・イニシアティブの植林目標の20%に相当します」とSGIは述べた。

サウジアラビアは、ここ数年、中東・北アフリカ地域のサスティナブルな活動の先頭に立っており、2030年までに年間2億7800万トンの二酸化炭素排出量を削減するSGIを立ち上げた。

一方、より広域な中東グリーン・イニシアティブは、地域全体で6億7000万トン相当の二酸化炭素を削減し、500億本の木を植えることに焦点を当てている。

「ロードマップでは、大多数が都市部に住むサウジアラビア住民に、健康と幸福に役立つエコシステムサービスを提供できる場所に確実に植樹を行えるよう、都市、高速道路、緑地帯などのゾーンが検討されています」とSGIは付け加えた。

プレス声明はさらに、この緑化の取り組みによって、樹木の栽培、種子の採取、景観の維持、都市部の水の再利用など、さまざまな分野で雇用が創出されると指摘している。 

「この研究の目的は、100億本の目標を達成可能にするだけでなく、植樹プロセスにサスティナブルな灌漑方法を取り入れ、選定された樹木や低木が王国の在来品種と調和するようにすることです」とSGIはさらに述べた。 

イニシアティブは、ロードマップを2段階に分けて実施する。1回目は、2024年から2030年までに6億本を植えることで、残りは2030年以降に植樹を開始する。 

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