
東京:日本の技術者たちは火曜日、被災した福島原子力発電所内から放射性物質で汚染された瓦礫の第2サンプルを取り除く困難な作業を開始した。
2011年、マグニチュード9.0の地震によって引き起こされた壊滅的な津波が、史上最悪の原発事故を引き起こした後、約880トンの有害物質が敷地内にある。
瓦礫の撤去は、危険なほど高い放射線レベルのため、数十年にわたる廃炉プロジェクトの中で最も困難な挑戦と見られている。
「午前10時3分(日本時間午前0103分)、2回目の取り出し作業が開始されました」と、福島第一原子力発電所の運営会社である東京電力は声明で述べた。
東京電力は11月、特別に開発された伸縮可能な装置を使用した1回目の試験的取り出し作業を完了した後、2回目の取り出し作業が行われた。
重さ0.7グラム(0.02オンス)弱(レーズン約1個分)のサンプルは、分析のため東京近郊の研究所に届けられた。
しかし東京電力は、本格的な瓦礫の取り出し方法を検討するために、もっと多くのデータを必要としている。
同社は12月、最初の実験に使用した伸縮装置の先端に新しいカメラを取り付けることで「アップグレード」すると発表した。
2011年、大津波に襲われた福島原発では、6基の原子炉のうち3基がメルトダウンした。
先月、ロボットは福島原発の敷地内にある2つの建物の地下階で、放射能に汚染された水を吸収するために使われていた土嚢の移動を開始した。
2023年、日本はオリンピックプール540杯分の処理済み廃水の一部を太平洋に放出し始めたが、これは国際原子力機関(IAEA)のお墨付きである。
その結果、中国は日本の水産物の輸入を禁止し、後にロシアもこれに追随した。
今月中国は、2月に福島近郊で独自に採取した海水と海洋生物のサンプルに異常は見られなかったと発表した。
しかし北京は、輸入禁止を解除する前にさらなる検査が必要であることを示唆した。
AFP