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石破首相、フィリピン訪問で係争海域での中国の侵略と米国の関税について語る

石破氏は2日間のフィリピン訪問の初日、マニラでフェルディナンド・マルコス大統領と会談する。(AFP)
石破氏は2日間のフィリピン訪問の初日、マニラでフェルディナンド・マルコス大統領と会談する。(AFP)
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29 Apr 2025 12:04:22 GMT9
29 Apr 2025 12:04:22 GMT9

フィリピン、マニラ: 日本の石破茂首相は火曜日、フィリピンを訪問し、この地域で自己主張を強める中国との同盟関係をさらに強化しようとしている。

石破氏は2日間のフィリピン訪問の初日、マニラでフェルディナンド・マルコス大統領と会談する。この会談では、南シナ海と東シナ海における中国の攻撃的な行動、米国との三国同盟へのコミットメントの再確認、そしてドナルド・トランプ大統領によって課された関税の連発に焦点が当てられると関係者は述べた。

昨年署名され、日本の議会で批准される見込みの主要防衛協定に基づき、日本軍が共同訓練のためにフィリピンを訪問する際、食料、燃料、その他の必需品の提供を可能にする防衛後方支援協定案を含む、2つの防衛協定について、日本とフィリピンの当局者は今年中に交渉を開始する見込みだ。

もうひとつの協定案は、両国が共有する可能性のある極秘の防衛・軍事情報の安全保障に関わるものだ。日本とフィリピンの当局者によれば、この協定に関する協議も今年中に開始される見込みだという。

「南シナ海と東シナ海において、中国は力による現状変更を一方的に試みている」と、石破氏はベトナムとフィリピン訪問に出発する前の週末、東京での記者会見で述べた。また、「私は安全保障に関する協力をさらに強化するつもりだ」と述べた。

中国の沿岸警備隊や海軍の船は、民兵と疑われる船とともに、近年、係争中の南シナ海でフィリピンやベトナムの船に対して、別々に突進したり、妨害したり、強力な水鉄砲を使ったりしたとして非難されている。

中国は事実上、この水路全体の領有権を主張しており、沿岸警備隊と海軍の駐留を強化し、領有権を強化するために人工島基地を建設している。マレーシア、ブルネイ、台湾もまた、長く続いている領有権争いに巻き込まれている。

東シナ海では、中国は東京と北京の双方が領有権を主張する島々の周辺海域や空域に沿岸警備隊の船や飛行機を日常的に送り込み、日本の船舶に嫌がらせをしている。

そのため、日本がジェット機を緊急発進させることもある。

米国は、アジアにおけるワシントンの最も強固な同盟国である日本とフィリピンに対する、係争海域での中国のエスカレートする侵略行為に繰り返し警告を発してきた。

しかし、トランプ大統領の日本やフィリピンへの関税賦課は、世界各国の中でも特に、安全保障上の緊密な同盟国の間で厄介なジレンマを巻き起こしている。

「米国の関税措置はベトナムとフィリピンの経済に大きな打撃を与えた。さらに、これらの国に進出している日本企業にも大きな影響が出ている」

「これらのコメントは、トランプ大統領によって課された関税に対応する日本の政策を練る上で、大いに役立つだろう」と、石破氏は訪日に先立ち語った。

水曜日にマニラの南、ラグナ州にある日本の戦没者慰霊碑を訪問した後、日本の指導者はマニラで、フィリピン沿岸警備隊のために日本が建造した2隻の大型巡視船のうちの1隻、BRPマグバヌアに乗船する予定だ。

マグバヌアは、南シナ海で中国沿岸警備隊との敵対的な対決が激化しており、昨年は係争中のサビナ浅瀬での緊迫した一戦で損傷した。

両国は当時、公海での対立を扇動したと互いに非難した。

日本は近年、フィリピンに12隻の巡視船を供給しており、フィリピンは南シナ海の領有権を守るために巡視船を主に使用している。日本はフィリピンのために、少なくともあと5隻の巡視船を建造する計画だ。また、フィリピン軍にレーダーやその他の防衛装備品も提供している。

AP

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