
ソウル:韓国当局は、尹錫烈(ユン・ソクヨル)元大統領の12月の戒厳令発布に関する捜査の一環として、2人の元大統領代行に出国禁止処分を科したと、聯合ニュースが火曜日伝えた。
「警察は5月27日、韓徳洙(ハン・ドクス)元首相と崔相穆(チェ・サンモク)元財務相が暴動事件の容疑者として捜査されているため、出国禁止処分と発表した」と聯合ニュースは報じた。
尹氏は先月、武装した兵士が国会に出動した12月3日の民政転覆未遂事件で弾劾され、議員資格停止処分を受けた後、正式に職を剥奪された。
彼は現在、その宣言に関する暴動容疑で裁判にかけられている。
もし有罪となれば、尹氏は1979年のクーデターに関連した2人の軍指導者に続き、暴動で有罪となる3人目の韓国大統領となる。
謀反の罪で、尹氏は終身刑または最高刑である死刑を言い渡される可能性がある。
韓国国民は来週、尹大統領の後継者を選ぶために投票に行くが、戒厳令が宣言されてから数ヶ月の政治的混乱に終止符を打つことになる。
キャリア官僚の韓氏は、尹氏の後任候補として注目されていた。
与党・人民権力党(PPP)は今月、金文洙(キム・ムンス)前労働相の立候補を取り消し、韓氏を推す方針を固めたが、後退を余儀なくされた。
AFP