
カルドン アズハリ
東京―日本の外務省によると、レバノンに住む約100名の日本人について、ベイルート港内で発生した爆発によって軽傷を負った一名を除き、全員の無事が確認されたという。外務省はアラブニュースジャパンの質問対して、ベイルートにある日本大使館の在レバノン邦人リストに載っている約100名が無事であると回答した。
本日午前、日本政府は、今回の爆発による死者とその家族に対する哀悼の意を示すとともに、負傷者を見舞うと表明した。
菅官房長官は東京の首相官邸で会見を開き、軽傷を負った日本人の1名について、本人及び家族からの同意が得られなかったとし、軽傷者の情報や容態については明確な返答を避けた。
政府発表では本件について、「現在レバノン政府が対応調査中と認識しており、引き続き情報収集に努めたい」と述べるにとどまった。
一方、外務省の海外安全ホームページでは、レバノンに住む日本人に対する注意喚起を示す記事が掲載され、最新情報の入手と安全確保を呼びかけた。
この注意喚起では海外渡航についても触れ、「渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくように」と記されている。また、3か月以上滞在する場合には、緊急事態に備え、安全情報が受け取れる「たびレジ」というサービスへ登録するよう促している。