
大洲市、時事通信
愛媛県にある四国電力伊方原子力発電所では、ドローンを飛ばして供給品を運び、核災害に備える訓練を水曜日に行った。
愛媛県の主催する訓練には97の組織から23,000人あまりが参加した。これには、愛媛県の市町村全てと、愛媛県の対岸にある大分県が含まれている。
地震によって発電所の3号機が全ての電源を喪失し、放射性物質が大気に放出されたという想定で訓練が行われた。
伊方発電所は佐田岬の付け根にあるため、甚大な原発事故が起きると、佐田岬の西側の住民は孤立して避難が困難になるかもしれない。
訓練では、発電所がある伊方町の三崎港から住民45人が個人あるいは海上保安庁の船に乗り、大分県に向かった。
伊方発電所から30キロ圏内にある大洲市と西予市ではドローンが使用された。
訓練では、松山県庁からモバイル通信ネットワークで遠隔操作されたドローンが、医薬品に見立てた400グラムほどのキャンディーを運んだ。