

アラブニュースジャパン
新しい首相に任命された菅義偉首相が金曜日の第75回国連総会で一般討論演説を行い、世界舞台デビューを果たした。
菅首相はコロナ禍について、国連に対し 「誰の健康も取り残さない」よう呼びかけた。
また、日本は「人類が疫病に打ち勝った証として」来年夏の2020年東京オリンピックを開催することを 「決意」していると述べた。
菅首相は、「安心安全な」大会に世界中からの人々を迎えるため、全力で取り組んでいくと付け加えた。
また、菅首相は、緊張関係を解決するため北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談する用意があると述べた。菅首相は、拉致問題の解決に向けて決意を固めていると語った。
「北朝鮮による拉致問題は国際社会の重大な関心事項」であると述べ、「私自身も、長年この問題に取り組んできました」と語った。
17人の日本人が、1970~80年代に北朝鮮により拉致されたことが確認されており、拉致被害者の両親のうち現在2人のみが存命である。
「今年、拉致被害者の御両親お二人が、お亡くなりになりました。必死に救出活動に取り組まれながら、最愛の子供との再会を果たすことなく旅立たれた御家族の思いを想像するだけで、胸を締め付けられる思いです」と語った。
菅首相とアントニオ・グテーレス国連事務総長は木曜日に行った電話会談の中で、新型コロナウイルスのパンデミックをはじめとする様々な問題について、双方の協力を確認した。
日本の外相は火曜日、国連安全保障理事会の改革を求めた。外相はまた、日本が国連安全保障理事会の常任理事国になる意思があることを改めて表明した。
9月22日に開会し今月29日まで開催される第75回国連総会では、世界の指導者らはコロナ禍により、ビデオを通じて演説を行っている。
すでに演説を行った世界の指導者には、サウジアラビアのサルマン国王やドナルド・トランプ米大統領などがいる。
サルマン国王は、レバノンが安全、安定、繁栄を達成するために、ヒズボラの武装解除を求めた。
サルマン国王はまたサウジアラビアは、パレスチナとイスラエルにおける和平プロセスの前進を目指したすべての取り組みを支援すると語った。