
香川県は2日、三豊市の2カ所の養鶏場で致死率の高い高病原性とみられる鳥インフルエンザが確認されたと発表した。香川では今年9・10例目となる。今週に入って宮崎県でも2例発生するなど、11月以降に福岡、兵庫両県を含め鳥インフルが西日本で広がりを見せている。
香川県は、今回発生した所と同じ車両などが出入りしている養鶏場を含む計3カ所の約37万3000羽を殺処分する。県によると、1日から「死んだ鶏が増えた」との連絡が養鶏場からあり、簡易検査を行ったところ陽性を確認。その後の遺伝子検査でH5亜型のウイルスが検出され、高病原性の可能性が高いことが分かった。
3カ所は、いずれも最初に感染が確認された養鶏場から半径3キロ以内。うち1カ所は感染が確認されていないが、ウイルス侵入の恐れがあるため、殺処分の対象となった。
香川では、11月5日に国内の養鶏場として2年10カ月ぶりとなる高病原性鳥インフルエンザが発生。これまでに約134万羽を殺処分し、防疫措置を進めていた。
JIJI Press