
厚生労働省は5日、新型コロナウイルス感染者用の病床使用率(昨年12月30日時点)を公表した。感染ピーク時に確保を想定する病床の使用率が50%以上に達し、緊急事態宣言の対象となる最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)だったのは群馬、埼玉、東京、愛知、滋賀、大阪、兵庫、広島の8都府県だった。
使用率が20%以上で2番目に深刻な「ステージ3」(感染急増)が22道府県だった。
使用率が最も高かったのは兵庫で、前週比5.4ポイント増の67.3%。次いで大阪が0.6ポイント増の64.4%、愛知63.5%、東京61.4%で4都府県が6割を超えた。「ステージ4」水準は他に群馬55.2%、埼玉55.9%、滋賀51.4%、広島55.2%。東京、埼玉と共に政府が緊急事態宣言を再発令する千葉は40.4%、神奈川は28.4%だった。
重症者用の病床使用率が20%以上のステージ3水準だったのは、11府県。50%以上のステージ4は、東京が前週比7.2ポイント増の75.8%のほか、大阪と奈良だった。
JIJI Press