
アラブニュースジャパン
東京:東京オリンピック組織委員会の森喜朗会長は、予定通りにオリンピックを開催する以外の選択肢はないと述べたと、日本の地元メディアが報じた。森氏は12日、委員会メンバーやスタッフに向けた新年の挨拶でこのような発言をした。
「今の段階で、会長として少しでも不安を感じ始めたら、すべてに影響が出てしまう。私たちは間違いなく前進するべきであり、これが唯一の選択肢である」と森氏は述べた。
森氏は組織委員会会長として批判に直面している。「これほどの批判を受けるのは生まれて初めての経験だ」と森氏は述べ、支持率が非常に低かった首相時代よりもひどいと付け加えている。7月に84歳になる森氏は「浮き沈みはあったが、これが私の最後の仕事だ。五輪が終わるまで、皆さんと一緒に戦いたい」
朝日新聞の調査によると、開催に賛成する人が30%、中止に賛成する人が32%、再延期を求める人が33%だった。
同委員会の武藤敏郎事務総長もまた、五輪の中止については今のところ議題に上がっていないと述べている。「五輪の運命を問うのではなく、今の状況下で五輪を開催するために何をすべきかを問うのが我々の使命だ」