
河野太郎規制改革担当相は20日の日本テレビ番組で、12~15歳の児童・生徒に対する新型コロナウイルスワクチン接種について「夏休み中に打ってもらい、2学期は心配せず学校に行ける状況にできたらいい」と述べた。その上で、文部科学省が近く指針を示すと明らかにした。
厚生労働省は5月末、米ファイザー製ワクチンの対象年齢を、16歳以上から12歳以上に引き下げた。河野氏は「年齢による差は有効性も安全性もほとんどないことが分かっている」と指摘。「義務ではないから学校の授業時間中に集団で打つことはやらないと思う」とも強調した。
一方、65歳以上の高齢者接種に関しては「7月末までにほとんどの自治体で終わる」と説明。21日から本格化する職域接種なども含め、「全国民の3割くらいが7月中に打てる」と語った。
河野氏はまた、菅義偉首相が掲げる「1日100万回」接種について「(既に)達成しているのではないか」との認識を示した。
JIJI Press