
オリンピック柔道ブラジル代表チームを受け入れる日本のホテルで、少なくとも8人のスタッフが、新型コロナウイルスの検査で陽性となったことを現地関係者が木曜日に発表した。
東京の西にある浜松市の保健・スポーツ担当者は、約30名で構成される柔道代表チームが土曜日に到着する前に、ウイルスのスクリーニングが行われたと述べた。
また、いずれの感染者も選手との接触はなかったと伝えた。
選手、関係者、記者団に対する厳格な感染防止対策が講じられ、ほとんど無観客でのオリンピック開催の準備が東京で進められるなか、このニュースは飛び込んできた。
浜松市のスポーツ担当者であるサワダヨシノブ氏は、「検査で陰性となった証拠を持っている人だけが柔道代表チームとともに活動している」と語った。
「私たち(健康な職員)だけがバブルの中にいることをチームに説明しました。ブラジル代表チームは状況と私たちの感染対策を理解したと思います」と同氏はAFPに語った。
浜松市の関係者は、感染したホテル従業員の家族の1人も検査で陽性となったと付け加えた。
東京は現在、新型コロナウイルスをめぐる緊急事態宣言下にあり、感染が急増している。水曜日の都内の新規感染者は1,149人を記録した。これは1月以来の最多の数字である。
首都周辺の複数の地域では、より緩やかなウイルス関連規制下にある。
オリンピックの参加者は厳格なウイルス規則に従わなければならず、大部分は日本国民から隔離された状態に置かれる。
一方、7人制ラグビーのロシア代表チームのスタッフ1名が、検査で陽性となり入院したと、ホストタウンである福岡県宗像市の関係者はAFPに語った。
選手16名とスタッフ10名で構成されるこのチームは、7月10日に都内の空港に到着したが、それ以降、現地関係者や住民との濃厚接触はなかったと、この関係者は話した。
さらに、チームは現在宿泊施設で隔離されているが、木曜日に検査で陰性になれば、早ければ金曜日にもトレーニングを再開できるようになると付け加えた。
水曜日、国際オリンピック委員会は、7月1日から13日の間に到着した8,000人超のうち、到着後に検査で陽性となり隔離されたのは3人だけであると発表した。
IOCのトーマス・バッハ会長も、7月23日に開会となる大会で日本に「リスクをもたらさない」ことを約束した。
AFP