
東京オリンピックのため来日した国際オリンピック委員会(IOC)の韓国人委員が、東京で受けた新型コロナウイルス検査で陽性が判明したと、IOCが日曜日に発表した。
2004年のアテネオリンピックの卓球で金メダルを獲得した柳承敏(ユ・スンミン)氏は、今週金曜日に開幕する東京オリンピックのため日本に来日した際、新型コロナウイルスへの感染が確認された。
IOCの広報担当者によると、「柳氏は現在隔離施設に移動しており、日本の当局が部屋から出られると判断するまで、そこに滞在することになる」と述べた。
「IOCは、全てのルールが適切に遵守されたことにより、今回新型コロナウイルスへの感染が確認されることにつながったことを聞いて安心しています。」
IOC広報担当者によると、東京オリンピックに参加する全てのIOC委員は、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えているか、新型コロナウイルスに対する免疫を有している。
今回の柳氏の陽性確認は、既に日本に到着していた2名の選手が東京オリンピック選手村で新型コロナウイルスへの感染が確認された後に発表された。この選手2名の感染確認は、当該選手の関係者1名の感染が確認された翌日であったと、日曜日に当局は述べた。
この3件の新型コロナウイルスへの感染確認により、数千人の選手や大会関係者が集まる「選手村」における新型コロナウイルス感染のクラスター発生が懸念されている。
東京オリンピックは新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、開催が1年延期され、日本では新型コロナウイルスの感染リスクから、大会開催に反対する大規模なデモが行われている。
AFP