
東京:総務省は19日、日本の65歳以上の高齢者の9月15日現在の推計人口が前年比22万人増で過去最高となる3640万人を記録したと発表した。
65歳以上の高齢者が日本の総人口に占める割合は過去最高で世界の201の国と地域の中でも最高となる29.1パーセントを記録した。
高齢者男性は1583万人で男性全体の26パーセント、高齢者女性は2057万人で女性全体の32パーセントを占めた。
総務省は月曜に迎える祭日、敬老の日に先立ちこのデータを発表した。
日本の総人口に占める高齢者の割合は1950年以降上昇を続けている。国立社会保障・人口問題研究所によるとこの数字は、1971~74年生まれの第2次ベビーブーム世代が65歳以上を迎える2040年には35.3パーセントにも達することが見込まれている。
2020年には高齢者の就業者数は過去最高の906万人に達し、17年連続の増加となった。高齢者は15歳以上の就業者の総数の13.6パーセントを占め、高齢者全体に就業者が占める割合は25.1パーセントとなった。
高齢者の就業者の総数のうち、卸・小売業が128万人で最大の割合を占め、次に農業・林業が106万人、サービス業が104万人と続いた。
非正規雇用の高齢者は10年前には163万人だったところ390万人となり、会社などの役員や自営業者を除く高齢者就業者の76.5パーセントを占めた。
時事通信