
岸田文雄首相は27日午前、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国のオンライン首脳会議に出席した。日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋」実現に向け、「ASEANと連携して取り組みを力強く推進していく」と表明した。
首脳会議で、首相は日ASEAN協力が50周年を迎える2023年に、日本で特別首脳会議を開催する考えも表明。カーボンニュートラルで「国際社会を主導する」と述べ、この分野でのASEAN各国との協力を強化する意向を示した。
会議では、中国による東・南シナ海での一方的な現状変更の動きや、北朝鮮、ミャンマー情勢などについても議論を交わす。
午後には、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議、米中ロなどを交えた東アジアサミットもオンラインで開催され、首相は衆院選遊説の合間を縫って参加する。
時事通信