東京都は18日、「過度の疲労」で静養していた小池百合子知事が21日から公務に本格復帰すると発表した。同日開かれる全国知事会の会合にオンライン参加するため、都庁に登庁する。都によると「過度な疲労は回復し、公務は来週から通常通り行える」と医師が判断したという。
小池氏は、新型コロナウイルス対応や東京五輪・パラリンピック準備に当たっていた6月、過労を理由に1週間程度入院。7月には公務復帰したが、その後も記者会見などでせき込む様子が見られた。
10月27日からは再び入院し、11月2日に退院。都は「自宅で静養後、2週間程度テレワークで公務を行う」としたものの、11日開催された新型コロナに関する都の専門家会議には、オンラインによる参加も見送った。
都は「医師の判断に基づいて必要な限度でテレワークを開始している」(黒沼靖副知事)と説明。ただ、既に3週間以上、公の場に姿を現していないことから、関係者の間では小池氏の健康状態を不安視する向きもあった。
時事通信