

アラブニュース・ジャパン
東京:日本は7000近くの島で構成されているが、島の永続性についてはしばしば疑問視される。一部の島は海底の火山活動により作られるが、すぐに現れる一方、すぐに消えてしまうこともある。
海底火山によりできた新島の上空を朝日新聞社機が飛んだが、島は確認できなくなっていた。
新島の周辺は砕ける波だけが見えた。島があった付近には軽石が細い帯状に浮かんでいた。
1月6日、朝日新聞の社機「あすか」が東京から約1000キロ南の小笠原諸島・南硫黄島のすぐ北にある福徳岡ノ場の上空を飛行した。
防災科学技術研究所火山研究推進センターの中田節也センター長は、波が引いた瞬間に堆積物が見えるのみで、干潮時でも新島が海に沈んだ状態であることを確認した。
福徳岡ノ場は8月13日、ここ100年間で最大規模の噴火が発生し、噴煙が高さ16キロに達した。10月の時点では火砕流に特徴的な痕跡が認められていた。
福徳岡ノ場は1904年と1914年、1986年にも新島ができたが、いずれも短期間で海没した。今回、海上保安庁は35年ぶりに新島の出現を確認していた。