全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)らは3日、新型コロナウイルス対策をめぐり後藤茂之厚生労働相とテレビ会議で意見交換した。平井氏は、変異株「オミクロン株」が保育所でも拡大していることを受けて「2歳よりも上の子はマスク着用が重要ではないか」と述べ、子どもへの着用を促すよう要請した。
厚労省は自治体に、保育所での子どものマスク着用は「一律に求めていない」と事務連絡で明示。2歳未満は窒息などのリスクが高まることから推奨せず、2歳以上も持続的な着用が難しければ、無理せず外すよう求めている。平井氏は「マスクを着けていない中で、歌を歌ったりお遊戯をしたりしてうつる」と指摘した。
一方、後藤氏は知事会に対し、ワクチンの3回目接種に関して「もう一段のペースアップが必要だ」と述べ、協力を求めた。
時事通信