
鈴木俊一財務相は3日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、世界の銀行決済取引網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの大手銀行7行を排除する欧州連合(EU)の制裁措置について、「決定を支持する」と述べた。その上で、ロシア2位のVTBなど新たに4行を資産凍結の対象とすることを明らかにした。財務省で記者団の取材に応じた。
新たな資産凍結は30日間の経過措置の後、4月2日から実施する。日本は既に開発対外経済銀行(VEB)などロシア3行の資産凍結を決めており、これでSWIFT排除対象の7行全てが対象となる。先進7カ国(G7)で協調し、ロシアへの制裁効果を高める。
新たに対象となる4行はVTBのほか、バンク・オトクリティエ、ノビコムバンク、ソブコムバンク。
時事通信