
日本は為替の値動きに適切に対応するため、米国や他の国々と緊密に連絡を取り合うと、鈴木俊一財務大臣が発言し、円がドルに対して6年ぶりの安値に下落する中、急激な値動きに対する警告を強めた。
閣議の後、記者団に語った鈴木大臣は、安定した為替の値動きの重要性を強調し、急激な変動は望ましくないと述べた。
「政府は、最近の円安を含む為替の値動きや、日本経済への影響を、緊張感を持って注視している」と、鈴木大臣は述べた。
先進7ヵ国(G7)は、為替レートの設定を市場に委ねること、為替市場での行動について緊密に協議すること、過度の変動や無秩序な値動きが経済や金融の安定に悪影響を与えることを認めることで合意している。
「G7の合意に基づき、米国などの通貨当局と緊密に連絡を取りながら、適切に対応していく」と、鈴木大臣は付け加えた。
ロイター