


アラブニュース・ジャパン
東京:公益財団法人新聞通信調査会による報道写真展「沖縄復帰50年―定点観測者としての通信社―」が東京国際フォーラムのロビーギャラリーで開催されており、米国占領下にあった沖縄の本土復帰を特集している。
沖縄戦以降の変遷に関する共同通信、琉球新報、沖縄タイムズなどの報道写真が展示されている。
1960年代に米軍撤退を求めた沖縄住民の抗議、1995年9月に起きた米兵による少女暴行事件、宜野湾市の大学構内に米軍ヘリが墜落した事件などの写真もある。
沖縄返還協定をめぐり、毎日新聞の西山太吉記者が米軍用地の原状回復費用400万ドルを日本政府が肩代わりするとの機密文書を違法に入手、逮捕された事件の写真も展示された。この展覧会は、米国の辺野古基地の存在や拡大といった今もなお大きな政治、社会問題に焦点を当てる。
政府に対し基地反対を訴えてきた翁長雄志知事や現職の玉城デニー知事など代々の知事についても取り上げた。
本土復帰50周年となる5月15日まで開催予定。