


アラブニュースジャパン
東京:日本の岡田隆駐アフガニスタン大使は先日、タリバンなどとの会談や現地情勢の視察を目的として、カブールを予告なしに訪問した。
日本の外務省によると、岡田氏は5月15日から19日にかけて、アミール・ハーン・ムッタキ氏やアブドル・カビール氏らタリバン幹部と会談し、国際機関を通じた日本の人道支援について説明した。
岡田氏は、アフガニスタンに滞在する邦人や現地職員などの安全確保と希望者の迅速かつ安全な出国について要請した。
また、女子中等教育の再開延期や女性の服装・外出に関する制約などに対する深い懸念を伝達した。さらに、タリバンが国際社会と関与していく上では、女性・少数民族を含むすべてのアフガニスタン人の自由と権利の尊重、包摂的な政治体制の構築、アフガニスタンをテロの温床とさせないことが重要であることを強調し、状況の改善を働きかけた。
これに対してタリバン側は、日本の支援に謝意を表明し、今後も女子中等教育の問題をはじめ、国際社会からの要請に取り組んでいくと述べた。