
アラブニュース・ジャパン
東京: 海上保安庁は(JCG)は、外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門であるモバイルコーポレーションチーム(MCT)から4名を、国際協力機構(JICA)の枠組みで、フィリピン沿岸警備隊(PCG)に、6月12 日から25日まで派遣した。
今回は、5月に実施されたJCGおよび米国沿岸警備隊(USCG)との協力覚書付属文書への署名後初めての日米連携による外国海上保安機関に対する能力向上支援となった。
今回の派遣において、MCTは日本が供与した2隻の97メートル型巡視船を用いた「えい航訓練」において技術的な指導を行い、PCGの救難能力を高めることができた。
USCGの専門チームも今回の演習に参加し、緊急時に技術的な支援も行った。
また、MCTがPCJに対し行った「小型船運航教官育成研修」に参加し、日米が相互に連携してPCJを支援した。
日米の沿岸警備隊は、海上の法執行機関として、1948年にJCGが設立して以来、また2010年の協力覚書の署名以来、緊密な関係を維持してきた。
日本は、海上安全保障に従事しながら、インド太平洋地域の海上保安機関に対し、技術的支援を行ってきた。
JCGによると、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、インド太平洋地域の海上保安機関に対し国際協力を今後も行う、という。