
自民党最大派閥の安倍派は21日、党本部で会合を開いた。故安倍晋三元首相に代わる新たな会長は当面置かず、現在の執行部体制を維持する方針を確認。名称は「安倍派」のままとし、派閥運営は塩谷立、下村博文両会長代理が中心となって行う。
塩谷氏は会合で「一致結束して安倍元首相の遺志を継ぐ」と表明。その上で「安倍派の名称、体制を引き継いでいきたい」と述べた。安倍氏の妻、昭恵さんも冒頭に出席した。
同派は19日に臨時幹事会を開催し、衛藤征士郎最高顧問や西村康稔事務総長、世耕弘成参院安倍派会長ら約20人が出席。塩谷氏が現体制の維持を提案し、全員が賛同した。内閣改造・党役員人事を控える中、同氏が「まとめ役」を務めることも確認した。
時事通信