
東京:日本を横断して大雨を降らせた台風は20日、太平洋に移動した。この台風で2人が死亡、100人以上が負傷、交通がまひし、数千戸が停電した。
新たな被害が報告されたのは日本の南部だった。台風14号(ナンマドル)は週末に日本の南部を直撃した後、北上するにつれて勢力を弱めた。
九州南部の種子島では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙センターの外壁が損傷した。経済産業省が発表した。ロケットを組み立てるのに使われる建物が受けた損傷の程度は現在調査中だ。
台風がより強力になった19日、日本南部の主要な島である九州にある宮崎県で2人の死亡が報告された。消防庁が発表した。一人は、都城市の冠水した農地に沈んだ車の中にいるところを発見された男性。もう一人は、三股町で土砂崩れの下敷きになっているところを発見された。
西部の広島県では1人が行方不明になり、西日本全体では115人が負傷した。当局が発表した。負傷の多くは軽傷で、暴風雨の中で転んだり、割れた窓ガラスの破片や飛来物に当たったりした人たちだった。
経済産業省によると、20日朝の時点で13万戸以上が停電している。そのほとんどが九州地方だ。多くのコンビニエンスストアが一時休業した。一部地域では物資の配給が遅れている。
3連休が明け、通勤者が仕事に戻った20日、ほとんどの交通機関が平常運行に戻った。新幹線やほとんどの地上交通機関は運行を再開したが、東北地方では多くの航空便が欠航した。
台風14号は太平洋、日本北部沖に向かった、と日本の気象庁は20日、発表した。
AP