
ソウル時事:韓国軍は29日、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したと明らかにした。北朝鮮は25日に1発、28日に2発の短距離弾道ミサイルを日本海に発射したばかりで、発射は5日間で3回目。ハリス米副大統領は29日に訪韓して尹錫悦大統領と会談しており、これに反発を示したものとみられる。
日本の海上保安庁も、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。政府関係者は、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと明らかにした。また、発射された弾道ミサイルが2発で、短距離だったとの見方を示した。
岸田文雄首相は、情報収集・分析に全力を挙げるとともに、航空機・船舶の安全確認を徹底し、不測の事態に備え万全の態勢を取るよう指示した。
北朝鮮のミサイル発射は今年に入り、巡航ミサイルを含めて21回目。
時事通信