
ベルリン時事: ドイツ政府は3日、ショルツ首相が17~19日の日程で訪日すると明らかにした。首相や複数の閣僚が参加する日独政府間協議の初会合が開かれる。5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を控え、ウクライナや東アジアの情勢に関する認識を擦り合わせるほか、経済安全保障などについても意見が交わされる見通しだ。
ショルツ氏は昨年4月にも来日し、政府間協議の発足で合意した。岸田文雄首相は今年1月にドイツ以外の英米など5カ国を訪問しており、「ショルツ氏とはできるだけ早く意見交換の機会を持ちたい」と述べていた。
ドイツは中国やロシアへの経済的な依存体質からの脱却を目指し、インド太平洋地域への関与を強めている。日独間の安保協力も強化され、2021年には19年ぶりに独軍艦が日本に寄港し、昨年は戦闘機が派遣された。
時事通信