
岸田文雄首相は13日、アンゴラのロウレンソ大統領と首相官邸で会談した。
アフリカ南西部に位置する同国は石油や鉱物資源が豊富で、ロシアや中国と関係が深い。
首相は約700億円規模の港湾開発や、人材育成などの支援を表明。親中ロ路線の切り崩しを図る考えだ。
首相は共同記者発表で「エネルギー、経済安全保障の観点で重層的なビジネス関係を強化していく」と強調。大統領も会談で2国間協力を「さらに深化させたい」と語った。
両首脳はロシアによるウクライナ侵略や、核兵器の威嚇・使用はあってはならないとの考えで一致。首相は中国を念頭に「透明で公正な開発金融の重要性を確認した」と述べた。
時事通信