
シドニー時事:オーストラリアのヘイハースト駐日大使は23日、東京電力福島第1原発の処理水放出について声明を出し、「国際原子力機関(IAEA)が科学的な見地に基づいて提供した技術的助言を豪州は完全に信頼している」として、容認する姿勢を示した。
同大使は「日本政府はIAEAと緊密な協力を進めてきた」と指摘。処理水放出が国際的な安全基準に合致するとしたIAEA報告書に関し、「豪放射線防護・原子力安全庁は報告書を確認し、市民や環境に悪影響を与えることはないという評価を支持している」と強調した。
豪政府はIAEAが7月に報告書を公表した後にも「結論を支持する」との声明を出していた。
時事通信