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2015年の核合意復活には米国の「善意」が必要:イラン大統領

第78回国連総会で演説するイランのイブラヒム・ライシ大統領(2023年9月19日、米ニューヨーク)。(ロイター)
第78回国連総会で演説するイランのイブラヒム・ライシ大統領(2023年9月19日、米ニューヨーク)。(ロイター)
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20 Sep 2023 01:09:42 GMT9
20 Sep 2023 01:09:42 GMT9
  • 制裁は望ましい結果をもたらしていない」とエブラヒム・ライシ氏が国連総会で発言
  • ウクライナ戦争終結のための「いかなるイニシアチブも支持する

ダニエル・ファウンテン

ロンドン:イランの大統領は、5年前にドナルド・トランプ大統領(当時)が放棄した2015年の核合意を復活させたいのであれば、米国は「善意と決意」を示さなければならないと、火曜日にニューヨークで開催された国連総会で語った。

「JCPOA(包括的共同行動計画)から離脱することで、アメリカは合意に違反した。「アメリカは善意と決意を示すべきだ」

トランプ大統領は、イランに甘すぎるとしたこの協定からアメリカを脱退させ、テヘランに厳しい制裁を課した。

JCPOAを復活させようとする努力は昨年行き詰まり、関係者は、EUの仲介者がイランを復帰させるための「最後の提案」と呼んだものをテヘランが拒否したと述べた。

「これらの制裁は望ましい結果をもたらしていない。米国は今こそ、その誤った道を止め、正しい側を選ぶときだ」とライシ大統領は述べた。

さらに、アメリカは「ヨーロッパ諸国を弱体化させるために、ウクライナの暴力の炎をあおっている。これは長期的な計画だ。同大統領は言った: 「我々は、敵対行為と戦争の停止のためのいかなるイニシアチブも支持している」

昨年のロシアのウクライナ侵攻の後、アメリカはイランに新たな制裁を課した。

イランのライシ大統領が演説を始めた直後、イスラエルのギラード・エルダン国連特使は、イランの道徳警察によって致命的な暴行を受けた若い女性、マフサ・アミニ氏の写真を手にかざし、総会の会場を出て行った。

イスラエル国連代表部がロイターに送った声明によれば、「イスラエル国家がイラン国民の側に立っていることを明確にするため、私は演説から立ち去った」

テヘランとその承認自体を拒否しているイスラエルは、何十年もの間、破壊工作や暗殺計画の相互疑惑で、影の戦争を続けている。

ロイター

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