
テヘラン:イランは4日、最新の軍事衛星を軌道に打ち上げたことについて、イスラム共和国を批判した英国を非難した。
イランは先週、3段式ロケット「カセド(Qassed)による画像衛星「ヌール3号(Noor-3)」の打ち上げに成功したと発表した。
西側諸国は、これらの技術は核弾頭を搭載する弾道ミサイルに使用される可能性があるとして、このような活動に対し、繰り返し警告を発してきた。
英国は3日、「国連安全保障理事会が弾道ミサイル計画を停止するよう繰り返し要求しているにもかかわらず」打ち上げは断行されたと述べ、イランの動きを非難した。
「イランの行動は、同国が国際的な規制を無視していることをさらに証明するものであり、世界の安全保障に対してイランの体制がもたらす重大な脅威を浮き彫りにしている」と声明は述べている。
イランは4日に反撃し、英国の声明を「介入主義」であると非難した。
イラン外務省のナセル・カナーニ報道官は、「航空宇宙分野を含む科学研究の進歩の追求は、イラン・イスラム共和国の権利である」と述べた。
また、イランは「科学開発と研究の目的において、平和的技術を使用する権利を留保している」と付け加えた。
先週の打ち上げはイスラム革命防衛隊(IRGC)によって行われた。
また、イランはドイツからの批判も浴びた。
ドイツ外務省は4日、「我々とパートナーは、イランの核兵器開発を阻止するために利用可能なあらゆる外交手段を用いることに、引き続きコミットしている」と述べた。
イランは、核兵器開発を目指しておらず、衛星やロケットの打ち上げは民間および防衛のみを目的として利用されると主張している。
イランが核兵器開発を阻止するため、核開発計画の抑制と引き換えに制裁緩和を認めた画期的な核合意から、米国が2018年に離脱して以来、イスラム共和国は米国の厳しい制裁下に置かれている。
AFP