


エルサレム:イスラエルは20日、ガザ南部の主要都市で広範囲の区域に退避勧告を出したと、国連機関が報告した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、イスラエルは退避が必要な地域を示した地図を公開し、ハーン・ユーニス市の約20%に相当する区域を新たに指定した。
戦闘が開始する前、この区域には11万人以上が住んでいたという。
また、この区域には、14万人以上のガザ避難民を収容した32か所の避難所が含まれており、その大多数は北部からの避難民が占めていると、同機関は語った。
イスラエル軍は20日、「数十人のテロリストとテロリストのインフラに対し、陸、海、空の作戦を実施した」と発表した。
イスラエルとガザ地区を実効支配するハマスとの戦いは、10月7日にイスラム主義組織ハマスが、イスラエル南部を奇襲攻撃したことから始まった。イスラエル当局の最新発表に基づいてAFP通信が集計した数字によると、およそ1,140人がこの襲撃事件で命を落とした。
ハマス当局は、イスラエルがガザで続けている軍事作戦により、これまでに少なくとも2万人(その多くは子供と女性)が死亡したとしている。
AFP