
パリ:パレスチナ自治区で人道的危機が高まる中、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は27日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との電話会談で、ガザでの「持続的停戦」を要請したと大統領府が発表した。
「フランスは今後数日間、ヨルダンと協力し、ガザで人道活動を行う」とフランス大統領府は声明で付け加えた。
10月7日のハマスによるイスラエルへの前例のない襲撃によって戦争が始まって以来、ネタニヤフ首相に味方していたマクロン大統領は、同イスラエル大統領に対し、ガザにおける民間人の死と人道的危機に関する「深い懸念」を伝えた。
マクロン大統領はまた、占領下のヨルダン川西岸地区におけるイスラエル人入植者によるパレスチナ市民に対する暴力を終わらせ、新たな入植計画を阻止する措置の重要性を強調した。
イスラエル大統領府によると、ネタニヤフ首相はマクロン大統領との電話会談で、「航行の自由を守ることへのフランスの関与、およびイスラエルとレバノンの国境沿いの治安回復に協力する意欲」に感謝したという。
紛争は、ハマスの武装勢力がイスラエル南部を攻撃したことから始まり、イスラエルの数字に基づくAFPの集計によると、この襲撃のより民間人を中心に約1140人が死亡した。
イスラエルの発表によると、パレスチナの武装勢力はまた、約250人の人質を取り、そのうち129人が現在も拘束されている。
ハマスの殲滅を宣言したイスラエルは、ガザへの容赦ない砲撃と地上侵攻で報復し、ハマスが管轄する保健省によると、女性と子供を中心に少なくとも21,110人が殺害された。
AFP