
ベイルート:レバノンを拠点とする、イランの支援を受けたヒズボラ・グループは、自らが支配するベイルート郊外で、イスラエルが火曜日にハマスの副指導者を殺害したことについて、「不問、無処罰では済まさない」と警告した。
ヒズボラはこれを 「レバノンに対する深刻な攻撃」と呼んだ。
「我々ヒズボラは、この犯罪を不問に付したり、無処罰としたりすることはないと断言する」と同組織は声明で述べ、「レバノンに対する深刻な攻撃であり…戦争の過程における危険な進展である」と付け加えた。
イスラエルの攻撃により、ハマスの盟友ヒズボラの拠点であるベイルート南部で、ハマスの副代表サレハ・アル・アルーリ氏が殺害された、と治安当局者2人がAFPに語った。
ハマスは、ガザ地区でイスラエルと3ヶ月近く戦争状態にあり、後にアルーリ氏の死亡を確認したが、この死亡は、合計6人が死亡したイスラエルの無人機による攻撃によるものだったとレバノンの国営メディアが伝えた。
ヒズボラは、10月にイスラエルがハマスとの戦争を開始して以来、ほぼ毎日イスラエルとの国境を越えた衝突を繰り返している。
先月、イランの国営メディアは、イスラエルのミサイル攻撃により、シリアの首都ダマスカス近郊で、イスラム革命防衛隊の対外作戦部門であるコッズ部隊の上級司令官ラジ・ムサビ氏が死亡したと伝えた。
ムサビ氏は、この4年間にイラン国外で殺害されたコッズ部隊の司令官としては最も上位の人物である。
ヒズボラは、アルーリ氏を殺害した攻撃は「ラジ・ムサビ司令官の暗殺に続くものだ」と述べた。
ヒズボラ指導者のハッサン・ナスララ氏は水曜日にテレビ演説を行う予定である。
AFP