
ガザ地区、パレスチナ自治区:パレスチナ武装勢力ハマスは金曜日、10月7日の襲撃以降ガザ地区で人質となっているイスラエル人女性3人が映った映像を公開した。
この5分間の映像に出てきた2人の女性、ダニエラ・ギルボアさんとカリーナ・アリエフさんは、どちらも19歳のイスラエル兵だと語った。
もう1人のドロン・スタインブレッチャーさんは30歳で、ガザ地区との国境近くのイスラエル人コミュニティーの居住者であると名乗った。
公式情報やコミュニティーの情報をもとに、3人の女性の身元がAFPによって確認された。
この女性たちは107日間拘束されていると話していることから、この映像は日曜日に撮影されたものと思われる。
彼女らのコメントでは、イスラエルによる救出の失敗を大いに批判しており、3人全員が銃撃や砲撃にさらされていると話していた。
この映像の公開は、イスラエルがガザ地区でのいかなるジェノサイド行為も阻止するために全力を尽くすべきだという、国連の国際司法裁判所(ICJ)の裁定直後に行われた。
ICJはまた、10月7日の襲撃中に拉致された人質の「即時かつ無条件の解放」を求めた。
イスラエルの公式統計に基づくAFPの集計によると、ハマスによるこの前例のない攻撃により、イスラエルでは約1,140人が死亡し、そのほとんどが民間人であった。
この武装勢力はさらに人質約250人を拘束し、このうち28人の死亡した人質の遺体も含め、132人ほどが今でもガザ地区に残されているとイスラエルはいう。
ハマス保健省によると、10月7日の襲撃以降、ガザ地区では少なくとも26,083人のパレスチナ人が、イスラエルの砲撃と地上攻撃により殺害され、その約70パーセントが女性、幼い子ども、少年少女であったという。
AFP