
アンマン:ヨルダンは火曜日、コロナウイルスから国を保護するため、イスラエルとイスラエル占領下のヨルダン川西岸との国境およびエジプトからの海運港を閉鎖し、さらにイラクからの陸路による旅客輸送を禁止したと保健大臣は発表した。
同政府はまた、レバノンとシリアへの渡航を禁止しており、月曜日からは、フランス、ドイツ、スペインからの旅行者への入国を禁止する予定であると、サアド・ジャーベル大臣は記者会見で語った。
ヨルダンは今月初め、イタリアからのフライトで到着した男性がコロナウイルスの検査で陽性を示したことを発表したが、これは同国で確認された最初の症例であった。ヨルダン当局は、以来、新しい症例は公表していない。
ジャーベル大臣は、内閣によって承認されたこれらの措置は、エジプトへの航空サービスを半分に減らし、緊急の場合のみ旅行を許可することも含めた緊急措置の一部であると述べている。
「これらの措置は、ウイルスが侵入して拡散する可能性を最小限にするためのものです」と彼は記者団に語った。
陸路による商業交通のみが許可され、北部のジャベルを通じたシリアとの越境、および東部のカーラマ国境を経由したイラクとの越境のみが認められる。
この措置により、ヨルダンに親密な家族的なつながりを持つパレスチナ占領地からの何千人もの人々の日々の往来に影響が出ることになる。
また、エジプトのシナイ地域から毎日海を渡って来るヨルダン最大の外国人労働者である数万人のエジプト人労働者にも影響を与えることになる。
ロイター通信