
ベイルート:ヒズボラは木曜日、イランに支援されたレバノン南部のグループの司令官の半数を殺害したとするイスラエルの主張を否定し、殺害されたのはほんの一握りだと述べた。
レバノン・グループは、パレスチナの盟友ハマスが10月7日にイスラエルに前例のない攻撃を行った翌日から、イスラエル軍とほぼ毎日銃撃戦を繰り広げている。
イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は水曜日に、イスラエルとハマスのガザでの戦争に端を発した数ヶ月間の国境を越えた暴力で、「レバノン南部のヒズボラの司令官の半数は排除された」と述べた。
「残りの半数は潜伏中で、IDF(イスラエル軍)の攻撃のために現場を放棄している」
匿名を条件に語ったヒズボラ筋は、この主張を否定した。
同筋はAFP通信に対し、「一定の責任を持つヒズボラメンバーの殺害数は、片手の指の数を超えない」と述べた。
この情報筋は、ガラント国防相の主張は “事実無根、根拠なし “で、”崩壊した(イスラエル)軍の士気を高めるため “のものだと述べた。
イスラエルは標的攻撃で地元のヒズボラ司令官を殺害したとたびたび主張しているが、ヒズボラが確認したのは少数の高官だけで、残りは声明で戦闘員と呼んでいる。
AFP通信の集計によれば、イスラエル南部へのハマス攻撃の翌日である10月8日以来、レバノンではヒズボラ戦闘員252人と民間人数十人を含む少なくとも380人が死亡している。
イスラエルは、国境側で11人の兵士と8人の民間人が死亡したと発表している。
双方で数万人が避難している。
ヒズボラが軍事基地へのロケット砲撃を強める一方、ガラント氏は最新の発言で、軍がレバノン南部全域で「攻撃行動」を実施したと述べた。
イスラエル軍も水曜日に、レバノン南部のヒズボラの標的40カ所を攻撃したと発表した。
ヒズボラの指導者であるハッサン・ナスララ師は、ヒズボラには約10万人の「訓練された」「武装した」戦闘員がいると述べているが、アナリストによれば、この数字は誇張されている可能性が高いという。