
エルサレム:国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ局長は金曜日、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたオピニオン記事の中で、イスラエルは「UNRWAに対するキャンペーンを止めるべきだ」と述べた。
「ガザでの戦争は、(UNRWAの)職員や施設、業務に対する非道な攻撃を含め、国連の使命をあからさまに無視したものとなっている」
「このような攻撃は止めるべきであり、世界は加害者の責任を追及するために行動しなければならない」
ガザへのほぼすべての援助を調整するUNRWAは、イスラエルが13,000人のガザ職員のうち約12人が10月7日の攻撃に関与していると非難した1月以来、危機に陥っている。
そのため、援助国のトップであるアメリカを含む多くの政府が、UNRWAへの資金援助を突然停止し、ガザでの援助活動を脅かした。
フランスのカトリーヌ・コロンナ元外相が率いるUNRWAへの独立調査団は、いくつかの「中立性に関連した問題」を発見したが、イスラエルはまだその主要な疑惑の証拠を提示していないと述べた。
「イスラエル政府関係者は、UNRWAのスタッフやミッションの活動を脅かしているだけでなく、UNRWAを過激主義を助長するテロ組織と決めつけ、国連指導者をハマスと結託したテロリストと決めつけることで、UNRWAの権威を失墜させている」とラザリーニ氏は述べた。
「UNRWAへの攻撃は(イスラエルに併合された)東エルサレムにも広がっている」とラザリーニ氏は述べ、UNRWAの敷地外でのデモはここ数カ月で頻繁に行われるようになり、「少なくとも2件の放火攻撃があり、ますます危険になっている」と述べた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は先週、イスラエルがラファ検問所を含むガザ南部での食糧配給を停止した。
この戦争は、ハマスによるイスラエル南部への攻撃によって引き起こされた。
ハマスが運営するガザ保健省によると、イスラエルの報復攻撃により、ガザでは少なくとも36,284人が死亡した。
AFP