
ドバイ:イエメンのフーシ派が発射した巡航ミサイル2発が木曜日、アデン湾でばら積み貨物船を襲い、米軍によって避難させられた船員が重傷を負ったと米軍が発表した。
フーシ派は2023年11月以来、紅海とアデン湾で船舶を標的にしており、イスラエルとハマスがガザ地区で続けている戦争中にパレスチナ人と連帯するためだと言っている。
これは国際海運に大きな混乱をもたらしたが、死傷者はほとんど出ていない。
パラオ船籍、ウクライナ船籍、ポーランド船籍のM/V ベルベナ号は、「船内で火災が発生し、被害が報告された。乗組員は消火活動を続けている。米中央軍(CENTCOM)は声明で、「この攻撃で民間人の乗組員1人が重傷を負った」と述べた。
CENTCOMは、「USSフィリピンシー(CG 58)の航空機が、負傷した海兵隊員を近くのパートナー部隊の船に医療搬送した」
「イランに支援されたフーシ派による継続的な無謀な行動は、地域の安定を脅かし、紅海とアデン湾全域の船員の命を危険にさらすものである」と発表した。
一方フーシ派は木曜日、過去24時間以内にベルベナ号を含む3隻の船舶を攻撃したと発表した。
英国海軍諜報機関(UKMTO)は、イエメンのホデイダ港の北西約80カイリの紅海で、商船の近くで爆発があったと報告したが、被害や死傷者はなかった。
フーシ派は11月以来、紅海とアデン湾で船舶に対するドローンやミサイルによる攻撃を多数行っている。
船舶への攻撃による死者が初めて報告されたのは、3月にアデン湾で発生した。
水曜日、フーシ派はホデイダの南西でリベリア船籍のばら積み貨物船チュター号を攻撃した。彼らは、海上と空中のドローン、弾道ミサイルを使用したと主張した。
CENTCOMはその後、チュター号はフーシ派の「無人水上艦船」によって攻撃され、「エンジンルームに深刻な浸水と損害をもたらした」と発表した。
AFP