
ハルツーム】スーダン軍は21日、ダルフール北部の包囲都市アル・ファシールでの戦闘中に、米国の制裁下にあった即応支援部隊(RSF)の上級司令官アリ・ヤゴブ・ジブリルを殺害したと発表した。
RSFからのコメントはない。
ジブリルは、スーダンのダルフール地方で準軍事組織が支配していない最後の主要都市であるアル・ファシールで、RSFの主要指揮官を務めていた。
陸軍は声明で、ヤコブ氏が殺害されたのはRSFの攻撃が金曜未明に陸軍の部隊と陸軍と共闘する「合同部隊」によって阻止されたためだと述べた。
RSFは人口180万人の都市アル・ファシールを数週間にわたって包囲しており、国連高官たちは、紛争が悪化すれば広範囲に及ぶ住民間暴力の引き金になりかねないと警告している。
国連安全保障理事会は木曜日、包囲の停止を求めた。
昨年4月中旬、首都ハルツームで民主化への移行条件をめぐって軍とRSFの間で戦争が勃発し、やがて国内の他の地域にも拡大した。
紛争は世界最大の避難民危機、ダルフールでの民族暴力の再燃、RSFとその同盟国の責任、そして極度の飢餓の急増につながっている。
極度の飢餓が増加している。
ロイター