
ワシントン:仮設桟橋を使ってガザに切実に必要とされている援助を届けるという、米軍の問題続きのミッションは終了した、と米軍高官が水曜日に語った。
ジョー・バイデン米大統領は、5月中旬の最初の設置以来、悪天候のために何度も岸から切り離され、稼働時間が限られている桟橋の性能に失望を表明した。
ブラッド・クーパー副提督は記者団に対し、「桟橋に関わる海事サージの任務は完了したので、もう桟橋を使う必要はない」と述べた。
桟橋は5月の悪天候で損傷し、修理のために撤去された。その後、6月7日に再び取り付けられたが、予想される高波から桟橋を守るため、6月14日にアシュドッドに移された。
イスラエルが近くで軍事作戦を行ったため、国連世界食糧計画は先月、治安状況を見極めるために桟橋経由で到着した援助の配送を一時停止した。
バイデン氏は3月の一般教書演説で、イスラエルが陸路での支援物資の輸送を停止していることを受けて、桟橋プロジェクトを発表した。
国防総省のサブリナ・シン副報道官は先週、記者団に対し、「この桟橋の配備は、イスラエルがガザ北部への追加の横断路を開くことを確約するのに役立った」と語った。
ガザは、ハマスが10月7日にイスラエルに対して行った前代未聞の攻撃で、イスラエルの数字を基にしたAFPの集計によると、1,195人(ほとんどが民間人)の死者を出した後に勃発した戦争に苦しんでいる。
イスラエルによる報復攻撃により、ガザでは少なくとも38,794人が死亡している。
AFP