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イラン、石油タンカー「St.Nikolas」の積荷を解放、海運関係者筋

拿捕されたM/T St.Nikolasは、トルコ向けのイラク原油100万バレルを積んでいた。(ファイル/ベッセルファインダー)
拿捕されたM/T St.Nikolasは、トルコ向けのイラク原油100万バレルを積んでいた。(ファイル/ベッセルファインダー)
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26 Jul 2024 12:07:56 GMT9
26 Jul 2024 12:07:56 GMT9
  • 積荷は今週初め、イランのララク島付近で船から船への積み替えでトルコ船籍のタンカー「T. Semahat」に移された
  • イランは昨年、米国がタンカーとその原油を没収したことへの報復として、1月に同タンカーを拿捕した

アテネ:海運関係者が木曜日にロイターに語ったところによると、イランは今年初めにオマーン湾で拿捕したギリシャ所有のマーシャル諸島籍タンカーの石油積荷を解放した。

このタンカーはまだイランに係留されている。拿捕当時、トルコ向けのイラク原油100万バレルを積んでいた。

情報筋によると「交渉の結果、積荷は今週初めに解放された」という。

イラン関連のタンカー輸送を衛星データで追跡している米国の擁護団体「United Against Nuclear Iran」のチーフスタッフである、クレア・ジュングマン氏によると、この貨物は今週初め、イランのララク島付近で船から船への積み替えを経て、トルコ船籍のタンカー「T.Semahat」に積み替えられたという。

「T.Semahat」のトルコを拠点とする運航会社Ditasは、トルコの石油精製会社Tuprasが過半数を所有する会社であるが、すぐにコメントは得られなかった。

LSEGの海運データによると、同船はアラブ首長国連邦のフジャイラ港を目的地とし、木曜日にイランを出航していた。「T.Semahat」は、7月21日にララク島に到着し、石油を満載した状態で同地域を離れた。

イランは昨年、米国がタンカーと積荷の原油を没収したことへの報復として、1月に同タンカーを押収した、とイランの国営メディアは当時報じていた。

イランの外務省と石油省からのコメントは得られていない。

ロイター

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