
ソウル:韓国外務省は10日、中東情勢の緊迫化を受け、レバノンとイスラエルに滞在する韓国国民に対し、できるだけ早く出国するよう「強く」勧告した。
同省の李在雄(イ・ジェウン)報道官は、イラン系レバノン・グループ「ヒズボラ」の司令官と、ガザ地区を支配するグループ「ハマス」の政治部門代表が殺害されたことを受け、渡航勧告が出されたと述べた。
暗殺は、先月末にイスラエル占領下のゴラン高原で起きた致命的なロケット攻撃の後に行われた。
「韓国政府は…停戦交渉や人質解放など緊張緩和のための外交努力が止まらないことを望んでいる」と李報道官はブリーフィングで語った。
ハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏は先週、イランの首都テヘランで殺害された。この攻撃はイスラエルへの報復という脅迫を呼び、ガザ紛争がより広い中東戦争に発展するのではないかという懸念をさらに煽った。
ワシントンは外交ルートを通じて、中東でのエスカレーションは自国の利益にならないとイランに伝えるよう、他国を促している、と国務省報道官は月曜日に述べた。
同省によると、火曜日現在、500人以上の韓国人がイスラエルに、約120人がレバノンに滞在している。
ロイター