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イエメンのフーシ派は、またも米国製のMQ-9リーパー無人偵察機を撃墜したと発表

2024年8月4日、イエメンのフーシ派アンサールッラー・メディアセンターのファイル画像は、サダ州上空で撃墜したとされる米軍のMQ-9リーパー無人偵察機の残骸を示している。(AFP)
2024年8月4日、イエメンのフーシ派アンサールッラー・メディアセンターのファイル画像は、サダ州上空で撃墜したとされる米軍のMQ-9リーパー無人偵察機の残骸を示している。(AFP)
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16 Sep 2024 08:09:58 GMT9
16 Sep 2024 08:09:58 GMT9
  • フーシ派は過去にも、紅海での船舶を標的とした継続中のキャンペーンにおいて、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘を理由に誇張した主張を行っている

ドバイ (アラブ首長国連邦):イエメンのフーシ派は月曜日、米製無人偵察機MQ-9リーパーを撃墜したと主張した。オンライン上で、地対空ミサイルによる攻撃と炎上する残骸が地面に散らばっている様子を捉えた動画が流れている。

米国南西部のダマル州上空での無人機撃墜を主張したフーシ派のコメントについて、米軍はすぐには回答しなかった。 フーシ派は、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘をめぐり、紅海での船舶を標的にした継続中のキャンペーンにおいて、過去にも誇張した主張を行なってきた。

しかし、特にフーシ派が最近立て続けに2件の主張を行った際には証拠が示されなかったため、このオンライン動画は主張を裏付けるものとなった。

他の動画では、炎上する残骸の周りに武装した反政府勢力が集まっている様子や、炎の中に武装無人機が使用するものと同様のプロペラが見える様子が映し出されていた。 1人の人物が金属片を拾い上げようとし、熱さのためにそれを落とす場面もあった。

フーシ派の軍事スポークスマンであるヤヒヤ・サレー准将は、その無人機をMQ-9型であると特定したが、その判断に至った経緯については詳しく説明していない。同准将は、この1週間で同派による無人機の撃墜は3件目であると述べたが、他の2件については同様の動画や他の証拠は提示されていない。米軍も同様に、いかなる航空機の損失も認めていない。

サレー氏は、フーシ派が国産のミサイルを使用したと述べた。しかし、イランは長年にわたり、358と呼ばれる地対空ミサイルを反政府勢力に供給してきた。イランは反政府勢力への武器供給を否定しているが、国連による武器禁輸にもかかわらず、テヘラン製の武器が戦場やイエメンに向かう海上輸送で発見されている。

1機約3000万ドルのReaperは、高度5万フィート(15,240メートル)まで飛行でき、着陸が必要になるまで最大24時間の飛行が可能である。この航空機は、米軍とCIAによって長年にわたりイエメン上空で運用されてきた。

10月にガザ地区での戦闘が始まって以来、フーシ派は80隻以上の商船をミサイルや無人機で標的にしている。 彼らは1隻の船を拿捕し、2隻を撃沈したが、この戦いで4人の船員が死亡した。 その他のミサイルや無人機は、紅海では米国主導の連合軍によって迎撃されたか、あるいは標的に到達できず、その中には欧米の軍用船も含まれていた。

反政府勢力は、イスラエル、米国、英国とつながりのある船舶を標的にし、イスラエルによるガザ地区のハマスに対する軍事作戦を終わらせるよう迫っていると主張している。しかし、攻撃された船舶の多くは、紛争とはほとんど、あるいはまったく関係のないもので、中にはイラン行きの船舶も含まれている。

こうした攻撃には、紅海でギリシャ船籍の石油タンカー「スニオン」を襲った砲撃も含まれる。サルベージ船が燃える石油タンカーを牽引し始め、船内の100万バレルの石油の流出を回避しようとしている。

AP

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