ベイルート:レバノンのナジブ・ミカティ首相は、イスラエルによるベイルート郊外への攻撃により少なくとも37人が死亡したことを受け、ニューヨークで開催される国連総会への出席を取りやめた。
同首相は声明で、今回の出席は「レバノンに対するイスラエルの長期にわたる侵略行為を停止させるためのレバノン外交活動の強化」の一環であると述べた。
「しかし、イスラエルの攻撃に関連する事態の進展を踏まえ、私は渡航を控えることにした」と、国営通信社NNAに掲載された声明で述べた。
ミカティ氏は、国際社会に対してイスラエルの虐殺を止めるよう促し、民間人を「軍事目標や戦争の標的としない」よう国際法の採択を求めた。
イスラエルによるベイルートへの攻撃は、ヒズボラ司令官を標的としたもので、イスラエルとの紛争が始まって以来、最も深刻な攻撃となり、イブラヒム・アキル上級司令官とアハメド・ワフビ司令官を含む16人が死亡した。
この攻撃により紛争は激化し、ヒズボラに新たな打撃を与えた。ヒズボラのメンバーが使用していたポケベルやトランシーバーが爆発した2日間の攻撃の後だった。
通信機器への攻撃はイスラエルによるものと広く考えられているが、イスラエルは関与を肯定も否定もしていない。
国境を越えた攻撃は続き、イスラエルの戦闘機がレバノン南部で11ヶ月にわたる戦闘で最も激しい爆撃を行い、ヒズボラはイスラエル北部の軍事目標へのロケット攻撃を主張した。
イスラエル軍は、およそ180の目標を攻撃し、数千のロケット弾発射筒を破壊したと発表した。