アラブニュース・ジャパン
東京:ハマスを含むパレスチナ武装勢力が土曜日、ガザ地区からイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射、イスラエル領内に越境攻撃を行い、多数の死傷者が発生した事件について、日本は犠牲者の遺族に哀悼の意を表し、負傷者への心からのお見舞いを表明した。
上川陽子外相は日曜日、「罪のない一般市民に多大な被害が出ており、わが国はこれを強く非難する」と声明を発表した。
また、一般の複数の市民をはじめ多数のイスラエル人がハマスなどに誘拐されたと報じられていることについても、「強く非難するとともに、早期の解放を強く求める」と表明した。
一方、イスラエルの行動にも次のように懸念を表明した。「イスラエル国防軍の攻撃により、ガザ地区で多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮する。日本はこれ以上の被害が生じないよう、すべての当事者に最大限の自制を改めて求める」
上川氏は、在留邦人の安全確保に万全を期していくとともに、イスラエル、パレスチナ双方への働きかけを強化し、国際社会とも連携しながら事態の早期沈静化に向けて尽力していくことを明らかにした。