アンカラ: トルコのエルドアン大統領は24日、アゼルバイジャンで開催されたCOP気候サミットに出席するイスラエル大統領の領空利用を拒否したと述べ、イスラエルとの緊張の中でアンカラの姿勢を強調した。
「我々は、COPサミットに出席するためにイスラエル大統領に領空を使用させなかった。我々は代替ルートや他の選択肢を提案した」とエルドアン氏はブラジルで開催されたG20サミットで記者団に語った。
ヘルツォーク氏は結局、訪問をキャンセルした。
「情勢評価と安全保障上の理由から、大統領はアゼルバイジャンでの気候会議への出席をキャンセルすることを決定した」とイスラエル大統領府は述べた。イスラエルは1年前、ガザのハマスに対し、パレスチナのイスラム主義グループによる国境を越えた致命的な攻撃の後、壊滅的な戦争を開始した。
トルコはガザ紛争勃発後、協議のために駐イスラエル大使を撤退させたが、イスラエルとの関係を正式に断絶したわけではなく、大使館は営業している。
エルドアン氏は、ヘルツォーク氏のバクー訪問について
「ある問題については、トルコとして立場を取らざるを得ないし、これからもそうするだろう」と述べた。
ロイター